社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

233 大先輩からのメール

僕が初任の頃にお世話になった方は数知れず…。

その中でも大層かわいがってくださった大先輩。

厳しく温かくしてくださった。

めちゃくちゃしていてもあたたかいまなざしをいただいた。

僕の知らないところで多くのフォローをしてくださっていただろう。

おかげさまで、僕も自由に伸び伸びとできた。

感謝しかありません。

強烈な先輩でしたが!(笑)

そんな大先輩からメールが届きました。

 

祭りが終わりすぐに成田からボストン、ニューヨーク、ワシントンへビジネス便で。

今回は芸術中心。

ボストン美術館

メトロポリタン美術館

フィラデルフィアのバーンズコレクション。

ワシントンのナショナルコレクション。

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プラスニューヨークのトランプタワー見学。

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トランプタワーでは、張りボテの大理石トイレを見学。

まるで彼の人生哲学を見たようだった。

自由の女神は思っていたより大きかった。

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 紅葉の始まったアメリカ東北部は美しかったです。

 

美術の好きなあなたに質問・・・今回の旅でもルノアールの作品を沢山見ました。

パリでもオルセー美術館でも沢山見ました。

日本にも沢山あると聞きます。

いったい生涯に何枚ほど描いたのでしょう。

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退職したら一緒に観に行こう。

 

ご退職されて素敵な日々を送られてることに嬉しく思います。

そんな先輩も今年で齢71。

 

 

折に触れてメールをくださるが、その度に僕は嬉しくなる。

当時のように、いつまでも元気バリバリでいてくださることを願う。

 

そして、最後のお言葉…絶対に実現させたい!

それを楽しみに日々過ごしていこう(^_^)

 

232 特活の書

昨年「第1回『小学校学習指導要領解説〈特活編〉』を読みこむ会」で紹介した書籍です。

どの書籍も、何度も読み返すに値する書です。

特に杉田氏の書籍は当時(10年前)、ボロボロになるまで読み返しました。

 

◯杉田洋『よりよい人間関係を築く特別活動』図書文化社 2009年

◯赤坂真二『成功する自治的集団を育てる学級づくりの極意』明治図書 2016年

◯白松賢『学級経営の教科書』東洋館出版社 2017年

◯橋本定男『子どもが力をつける話合いの助言』明治図書 1997年

◯杉田洋[変著]『小学校学習指導要領ポイント総整理 特別活動』東洋館出版社 2017年

文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター『楽しく豊かな学級・学校生活をつくる特別活動(小学校編)』文溪堂 2014年

文部科学省国立教育政策研究所教育課程研究センター『みんなで、よりよい学級・学校生活をつくる特別活動(小学校編)』国研HPより 2018年

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231 『第2回社会科UD研究会』

今日は「第2回社会科UD研究会」。

テーマは「社会科授業UDの展開と技法」。

素敵な1日でした。

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研究会が成功する。

書籍というカタチになる。

どちらも大切だけど、やっぱりその「過程」が一番大切。

 

その「過程」を存分に愉しみ、学ばせてくれる素敵な仲間に乾杯!\(^_^)/

 

 

書籍は本日発刊!

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ぜひお買い求めくださいませ(^_^)

www.toyokan.co.jp

 

 

 

230 植田正治写真美術館

またfbが過去の出来事を教えてくれました。

これは1年前の今日。

植田正治写真記念館、素敵だったなぁ。

また行きたいです。

すっごく心が落ち着く場所でした(^_^)

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植田正治写真美術館】2018.10.21 fbより
『山陰にて 植田正治、子どもたちの輝き』

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写真であるが、絵画でもあった。
何気ない感じではあるが、完全に構成されつくられた世界。
シュールで演出的であるにもかかわらず、ユーモアとほのぼの感に溢れている。
不思議な感覚。
懐かしいようで新しい。
そして、包まれるような温かさを感じるのは、氏の素朴さ、誠実さの為せる業か。
「撮りたいものしか撮らない。
 いや、撮れない。
 写真することがとても楽しい」
そのピュアな心、作品と生き方に惹かれる。

 

 

229 『授業をみがく』長岡文雄

ようやく拝読できます。

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第一章の「長岡実践への批判に答える」は著名な実践者・研究者の論考が数多く紹介され、その一つ一つに考えを返されています。

その中でも「有田和正氏の長岡実践研究」は多くの頁を使っています。

「追究の鬼」の有田実践の原点がここに現れています。

 

そして本書の副題「腰の強い授業」。

いい言葉ですよね。

第三章では「腰の強い授業」とはどういうもので、なぜ大切なのかが述べられています。

私は、「学習者中心」の教育観に立つ。教師も児童も共々に、視野を広く、自ら納得のいく「学習法」を開拓して生きるのである。「腰の強さ」は、納得を求め体当たりすることにある。

 

長岡実践」について,その礎、実践研究の歩み、理念と哲学、児童観や授業観等がみっちり記述されています。

正に「記念塔」。

必読の書。

 

228 第17回『小学校学習指導要領解説〈社会編〉』を読みこむ会

【第17回『小学校学習指導要領解説〈社会編〉』を読みこむ会】
日時▶10月18日(金)19:00〜21:00
場所▶三田まちづくり協働センター
内容▶社会科授業構成の理論と方法 (明治図書) 著者 森分孝治 の読書会
     (今回は第4章 第5章)

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森分氏の書籍は今回で終了。

通して読み込み、交流することで多くの学びを得ました。

氏の社会科論は、

①社会科授業の目標原理

②社会的事象の科学的説明

③科学的探究の構造

の3点から大きく展開されていました。

社会科の目標原理を「理解・認識」ではなく「説明」としています。

「説明」することが科学性を保証し、知識を吟味することになるからです。

 

本書に記されている概念探究型の社会科論や実践は、日本の社会科教育に大きな影響を与えてきました。

そういった意味でも非常に価値ある一冊でした。

 

次回からは岩田一彦氏の『社会科の授業設計』を読み込みます!

これもまた楽しみ〜(^_^)

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227 第42回丹波焼陶器まつり

さて、明日・明後日は『第42回丹波焼陶器まつり』

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42年も続いていることがすごいです。

少しずつ形を変えながらも、そこに住む人びとの思いや願いは変わらず。

参加する我々も楽しむと共に、そのあたりも考えたいと思います。

 

tanbayaki-toukimatsuri.com

 

 

 昨年、4年生の社会科で「陶器まつり」に焦点をあてて教材開発をしました。

「陶器まつり」は、1977年『グループ窯』の7名によって開始されました。

たった7人で開始。

そこには大きな苦労と想いがありました。

そのお話をお聴きしたく、発足メンバーのお一人大上巧さんへお会いしに行きました。

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快く迎えてくださったことが記憶に新しいです。

たくさんのお話が聴けました。

そこには多くの方々の想いがあり、願いがあり、情熱がありました。

社会的事象の裏側には必ず人の想いがあります。

血の通う社会科にするにはそこは外せません。

 

 

以上を含めた本小単元の「問いの構想」は以下の通り。

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このあたりはこちらで話したいと思っています。

【第3回社会科+αの会(陶芸体験)】

kokucheese.com

 どうぞご参加ください。

225 『社会科教育学』伊東亮三

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本書で特に価値を感じているのは、歴史的知識を整理し、構造化しているところです。

歴史の認識を捉えやすく、分析しやすくなります。

 

また、伊東亮三氏は、歴史的知識の整理のみならず、文化科の構想としても有名。

社会科を社会認識教育と捉え、教養的な知識は文化科という新しい科目を創設して行うべきだと主張しました。

大きな反響を呼びましたが、結局実現されることはありませんでした。

このことは氏の論文に詳しいです。

224 日本人にとって美しさとは何か?

こちらは2018.10.15のfb記事。

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【美意識と自然観】
「まえがき」からおもしろい。
富士山のことを「彼」と呼ぶか?「彼女」と呼ぶか?
そこにも日本と西洋のイメージ形成の違いが出る。

日本人と西洋人の美意識の差異、自然観の相違の見解に惹きつけられる。
じわじわとくる。
人間と自然を同一に考える日本人の宇宙観に、日本の独自性が宿っていることが確認される。
先日出合った河井寛次郎の作品は正にそんな感じ。
「複眼の視点による日本文化論」と著者は本書を規定しているが、この「複眼の視点」こそが日本人の感性なのであろう。

ちなみに著者は大原美術館長の高階秀爾氏。
大原美術館、早く行きたい。

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僕はこの本が大好きで何度も読み返しています。

日本美術のよさを再確認できます。

美術館にも行きたくなります。

超おすすめです。

 

また、高階氏の書籍は知的でとってもおもしろいです。

大原美術館もやっぱり最高なのです!

www.ohara.or.jp