こちらは2018.10.15のfb記事。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【美意識と自然観】
「まえがき」からおもしろい。
富士山のことを「彼」と呼ぶか?「彼女」と呼ぶか?
そこにも日本と西洋のイメージ形成の違いが出る。
日本人と西洋人の美意識の差異、自然観の相違の見解に惹きつけられる。
じわじわとくる。
人間と自然を同一に考える日本人の宇宙観に、日本の独自性が宿っていることが確認される。
先日出合った河井寛次郎の作品は正にそんな感じ。
「複眼の視点による日本文化論」と著者は本書を規定しているが、この「複眼の視点」こそが日本人の感性なのであろう。
ちなみに著者は大原美術館長の高階秀爾氏。
大原美術館、早く行きたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕はこの本が大好きで何度も読み返しています。
日本美術のよさを再確認できます。
美術館にも行きたくなります。
超おすすめです。
また、高階氏の書籍は知的でとってもおもしろいです。
大原美術館もやっぱり最高なのです!