ようやく拝読できます。
第一章の「長岡実践への批判に答える」は著名な実践者・研究者の論考が数多く紹介され、その一つ一つに考えを返されています。
その中でも「有田和正氏の長岡実践研究」は多くの頁を使っています。
「追究の鬼」の有田実践の原点がここに現れています。
そして本書の副題「腰の強い授業」。
いい言葉ですよね。
第三章では「腰の強い授業」とはどういうもので、なぜ大切なのかが述べられています。
私は、「学習者中心」の教育観に立つ。教師も児童も共々に、視野を広く、自ら納得のいく「学習法」を開拓して生きるのである。「腰の強さ」は、納得を求め体当たりすることにある。
「長岡実践」について,その礎、実践研究の歩み、理念と哲学、児童観や授業観等がみっちり記述されています。
正に「記念塔」。
必読の書。