社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1378 授業UDと個別最適な学び

授業UDは、一斉授業を本気でやって質を高めれば、教えるけどみんなが授業にのれるようにする手立てを幅広く提供できるということを明確にしたと感じています。
しかし、それだけではカバーできない子がいるのも事実です。いわゆる2E (twice-exceptional)と言われる優れた才能と発達障害を併せ持つ子どもたちです。発達障害の1/3は才能児とも言われているそうです。
(ちなみに、才能児に関することは、令和3年答申p.43にも記されています。)
合理的配慮の考えで多くの子に配慮することは多くなりましたが、「どうにかできている子」への配慮が少なかったのではないかと感じています。
一概にとらえるのではなく、本当に様々な子、多様な子がいるということです。その子どもの多様性に応じながら環境(システムや枠組み)を整えることができているのかと自問自答します。
「すべての子どもの学習権を保障し、だれ一人取り残さない」ということの意味について腰を据えて考えなければいけないと感じています。
「すべて」という言葉は重いです。
覚悟がいります。
今まで通り過ごしてきてしまったことが多いのではないかという反省を踏まえての勉強し直しです。