本年度、「学びの地図」に取り組みました。
【学びの地図】
〈ねらい〉
○学びの軌跡を見えるようにし、何を学んだのか、自分の変容に気づかせるため。
○思考方法を自分で選択し、自分の学びを体系化させるため。
○知識を構造化し、より豊かな「概念」を形成するため。
〈方法〉
1 4つ切り画用紙と付箋数枚を準備する
○4つ切り画用紙を半折。
○画用紙の内側に正方形の付箋。(学期に学習する単元の数)
○付箋の上部に日付を書く欄を空けておく。
○全ての単元名・教材名を記入する。
2 単元末の評価テスト後に単元のふり返りをする
○テスト終了後の余った時間で「学びの地図」をつくる。
○学び終えた単元に該当する付箋に日付を書く。
○単元全体をふり返って、わかったことやできるようになったことを1〜2文程度でまとめる。
○すべての単元で行う。(1年分を1枚の画用紙に)
3 学期末に付箋を整理する
○付箋を子どもの意図のもとに整理する(並び替える)。
・似ている勉強をまとめる・表に整理する・つながっているところは矢印を引く・逆向きに並べてみる・関連する言葉を書き足す
○友だちのものからアイデアをもらう。
○地図を見返しながら思いついたことを地図の裏表紙に書く。
4 学年末に付箋を整理して俯瞰する
○付箋を子どもの意図のもとに整理する(並び替える)。
○すべてを俯瞰し、足跡をまとめ、1年間の学びをまとめて裏表紙に書く。
正直、うまくできなかったところはありますが、手応えありです。
日々の社会科授業の中でも子どもたちの概念化を意識して授業をしています。毎時間の簡単なふり返りも行いますが、このような長いスパンでの学びのふり返りを大切にしたいものです。そうすることでより豊かな概念が形成されそうです。
俯瞰して自分の学びをふり返られる子どもたちになってほしいものです。
参考文献『学びに向かって突き進む!1年生を育てる』松村英治(東洋館出版社)2018