一言で言えば、概念的知識を獲得できるからです。
例えば、
「嬬恋村はキャベツ販売で多くの利益を得た」という事実(結果)があります。
それに対して「なぜ?」と問います。
「嬬恋村は、他の県の出荷が少ない夏に出荷したから」
という原因がわかります。
それに対してさらに
「なぜ他の県の出荷が少ない夏に出荷すると多くの利益を得ることができるのか?」
と問います。
「(需要が高く)供給量が少なければ価格が上がるから」
という、より抽象度の高い、より多くの事象に当てはまる汎用性の高い概念的知識を獲得することができます。
社会を「わかる」ために、社会科授業において「なぜ?」という発問は欠かせません。