「視点」や「知識」を意識しながら以下のように分類しました。
子どもの思考力育成の面で言えば、「絞る発問」や「広げる発問」だけでは思考に深まりが見られません。
「深める発問」を使用することが望ましいです。
しかし、「深める発問」だけでは子どもの思考が拡散しすぎて、何を学んだのかがわからなくなる場面も出てきます。
バランスよく発問していく必要性を感じます。
また、社会科における発問では、社会的事象の目には見えない意味や特色を捉えさせることが大切です。
つまり、概念等に関わる知識を獲得させることです。
しかし、いきなり概念等に関わる知識を獲得させるのは難しいです。
まずは、「絞る発問」や「広げる発問」で目に見える社会的事象の様子や事実を捉えさせます。
その後、「深める発問」で目には見えない社会的事象の意味や特色を捉えさせます。
つまり、「いつ」「どこで」「だれが」「どのように」等の発問で事実的知識を獲得させ、「なぜ」等の発問で概念等に関わる知識を獲得させるのです。