学習問題の立て方は、教科書には具体的に書かれていません。
「調べて見たいことを話し合い、学習問題をつくっていきました」のような本文表記があり、当たり前のように学習問題が明記されているだけです。
学習問題の立て方は多くの教員にとってブラックボックス的な存在になっています。
北氏が本書を出したのは1990年。
氏と「学習問題」との出会いは20年前と書かれています。
つまり、1970年。
今一度、「学習問題」に対する意識や変遷、その歴史を確認したいものです。
そして、学習問題を立てるために、子どもたちの興味関心を引き出し方向付ける方法など、その具体事例をより多く集めて検証し、広めていく必要性を感じています。