社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

617 『学校改革の史的原像―「大正自由教育」の系譜をたどって』中野光

4月1日。

また新年度がはじまります。

自分の身の周りでも大きく異動される方が多いです。

ご活躍が楽しみです(^_^)

 

本ブログを見てくださっている方々、いつも本当にありがとうございます!

「毎日更新」を目標にしてきましたが、本年度は状況的にそれが難しそうです…。

今後、ゆるく更新していきますので、たま〜に覗いてやってください。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

 

 

さて、節目の時に、以下のような書籍を読むことが多いです。

気持ちを整えるためでしょうか。

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大正自由教育について研究を続けてきた中野光氏の、すごい書籍です。

氏の初の単著として、毎日出版文化賞を得られた『大正自由教育の研究』(1969)があります。

その『大正自由教育の研究』が五版を重ねたとき、「改訂新版を出すことを約束し、この書は絶版にしてもらうほかはない」といったことを述べられています。

そして『大正自由教育の研究』が出版されてから40年。

氏は、引き続き大正自由教育の研究を進めると共に、その他の教育の研究も多面的に進められました。

その40年という研究の蓄積に、現代的視点から改筆、加筆されたものが本書です。

そう考えると、本書は『大正自由教育の研究』の改訂新版であり、大正自由教育研究の集大成であると言えます。

1頁、1行ずつ味わって読みたいと思います。

 

 

新年度も、ぼちぼちがんばりましょう!(^_^)