社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

641 読書術

 本を読むということは、活字を通していくらかの想像力を働かせ、私たちの身のまわりの世界から、多かれ少なかれ違う別のもう一つの世界へはいって行くことです。

 旅へ出かけること、本を開いて最初のページを読むことは、身のまわりの世界からの出発です。

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読書関係の書籍は多くありますが、僕はこの本が一番好きです。

「本を読まない読書術」がなるほどです。

 

 

それと、『〈問い〉の読書術』も好きです。

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本も深く読むということは、どういうことか。読むことを通じて、あるいは読むことにおいて、世界への〈問い〉が開かれ、思考が触発される、ということである。本は、情報を得るためだけに読むわけではない。 そういう目的で分の本もあるかもしれないが、 少なくとも、読書の中心的な悦びはそこにはない。

 

 よい本は、解答ではなく、〈問い〉を与えてくれる。〈問い〉は、不意の来訪者のようなもので、最初はこちらをびっくりさせる。だが、その来訪者と対話することは、つまり、〈問い〉が促すままに思考することは、やがて、この上ない愉悦につながる。自分の世界が拡がるのを実感するからである。