社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

772 人間らしく生き、人間らしく死ぬ

『たしかな教育の方法』(1949)の冒頭の文です。

いきなり考えさせられます。

 

私たちは、人間らしく生き、人間らしく死にたいと思います。

私たちは、子どもたちを、人間として強い人間にそだてたいと、願つています。

 いきいきとした人間、自分で考え、自分で責任をもつて、事をしていく人間が、みちみちることは、新しい日本が、まち望んでいることです。それが、ほんとうの民主主義をなりたたせていく土台であるからです。

 私たち教師が、人間らしく生き、人間らしく死ぬことができるためには、いつわりのない、ほんとうに自分たちになつとくのいく教育を実現し、それに身も心も打ち込むことが、できなければなりません。

 

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 奈良女高師附属小学校学習研究会(1949)『たしかな教育の方法』秀英出版