社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

797 人間が人間らしく生きることのできる社会の追究

長岡(1993)は、「心に残る私の教材研究」として、
①6年生「東南アジアのゴム」1960年―『授業をみがく』著所蔵
②6年生「『寄合』の授業」1966年―『子どもをとらえる構え』著所蔵、『考える子ども』52号所載。
③4年生「高知の二期作」―『授業研究』No9、『学習研究』No171に掲載。
④3年生「ゴミ」の授業―『社会科教育』28号、1966年12月号
の3点を挙げています。
『考える子どもNo17』1961年5月号の32頁にはその中に挙げられている「東南アジアのゴム」の単元である「世界の国々の学習」の授業研究が記されています。

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研究問題から学習指導の基本的態度、指導のすじや大要など、指導の記録をもとに詳細に記載されています。
今とは時代は違いますが、その単元の中で押さえるべき幹となる本質的部分は何も変わりません。
「人間が人間らしく生きることのできる社会の追究」について再確認させられます。
 

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〈参考文献〉
『考える子どもNo17』1961年5月号
『考える子どもNo213』1993年9月号