社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

834 抽象度を増す子どもの言葉

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比較して「概念」を深めることで子どもが発言する内容も変わってきます。
 例えば海津市(低い土地)の事例の学習後は、「海津市では、豊富な水を生かして農業やレジャーに営んでいる」という海津市のみに通用する具体的な知識内容です。
 その後、嬬恋村(高い土地)の事例を学習します。
2つの事例を学習し、比較することで「土地の様子や気候が違っていても、それぞれの地域で土地の特徴や自然条件を生かして工夫して生活している。」という抽象的な知識内容の表現に変化します。
 子どもの発言が抽象度を増すということは、他の事例でも転用できる汎用的能力が身についてきたということです。