久しぶりに再読しました。
目次を見る限りでも、その名の通り「教材開発に必要な基礎技術」が網羅されています。
それと共に、教師としての「構え」が書かれていると捉えることができます。
網羅されている項目を吟味し、教材発掘の方法を今流に自分流にアレンジすることが重要ですね。
「禁断の木の実を食べるために」や「『茶わん』から都市が見える目をつくれ」など、中には「バースする」などの表記があり、やっぱり有田氏の表現がおもしろすぎますw(バースは過去の阪神の選手です)
① 逆思考の訓練をせよ−思考のパターン化を防ぐために−1逆思考のおもしろさを知れ2習慣の恐ろしさを知れ3タテマエ主義を克服せよ4取材で「常識」をこわせ② 常に複数のテーマを追究せよ−怠け者にならないために−1いろいろなことに好奇心をもて2常に問題意識をもて3常にメモ用紙をもて4幅広く情報を集めよ③ 現地主義をつらぬけ−禁断の木の実を食べるために−1現地主義者となれ2現地では何でも見よ3出張や旅行を取材のチャンスにせよ④ 本や新聞の読み方を工夫せよ−正確な情報をたくさん入手するために−1手あたりしだいに本を読め2鉛筆をもって新聞を読め⑤ 一人の子どもを思い浮かべよ−一人ひとりの子どもを伸ばすために−1子どもの事実をさぐり続けよ2一人の子どもを熱中させるネタを考えよ3一人の子どもの動きを追え4追究の深化⑥ 見る目とセンスをみがけ−一つのものが多様に見える目をもつために−1一枚の絵を継続的に追究せよ2先入観を取り去って見よ3「茶わん」から都市が見える目をつくれ⑦ すべてのものを「師」にせよ−幅広い見方考え方を身につけるために−1人にたずねることを恥じるな2独学をせよ