友人が、HPにアップされていることを教えてくれました。
本書は、「問い」や「発問」に関するあれこれをかなり網羅的に詰め込んだ一冊です。
1冊の中で第8章まで細かく書き記したのははじめてですw
おそらく7月末発刊予定なのでもう少しありますが、ご興味のある方はぜひ手に取られてみてください^_^
よろしくお願いいたします。
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-239921-3
以下、目次です。
目次
まえがき
第1章 発問研究の歴史
発問の歴史を概観する
1 古代の発問法
2 日本の発問の源流
3 明治の近代学校制度
4 新教育の影響
5 大正自由教育期の児童中心主義
6 戦後の日本教育
7 これからの発問
第2章 主体的な学びを引き出す「よい発問」の条件とは
1 「問い」と「発問」とは何か
1 「問い」の定義
2 「発問」とその機能
(1)子どもの思考に働きかける教師の問いかけ
(2)子どもたちの分化
(3)問い方を教える
(4)受動的発動
2 「よい発問」とは何か
■ よい「発問」とわるい「発問」
(1)よい発問とは
(2)よい発問の条件
(3)わるい発問とは
3 「よい発問」が生まれやすくなる環境
1 問うことを歓迎する
2 聞き手の質問を豊かにする
3 「感度」を高める
4 環境を開放する
5 知的好奇心を引き出す
6 発問が毒になることもある
第3章 発問の分類と組織化
1 どのように分類するのか
■ 「発問」の分類
2 どのように組織化するのか
1 発問の組織化
2 論理的な組織化
3 科学的な組織化
4 心理的な組織化
第4章 「発問」づくりの基礎基本
1 先人に学ぶ発問論―『教育学講義速記録』よりー
1 項目の説明
2 谷本の発問作成
2 発問づくりの基礎基本とは
1 基礎・基本とは
2 発問づくりの基礎・基本
3 発問づくりの5つのステップ
第5章 見方・考え方を働かせる発問のつくり方
1 見方・考え方とは
1 見方・考え方を働かせる
2 見方・考え方の成長
2 見方・考え方を働かせる発問
1 教科共通の考え方
2 教科特有の考え方
3 子どもの知識を発展させる発問
1 「見方・考え方」と知識
2 「スキーマ」の利点
3 スキーマを発展させる発問
4 「見方・考え方」とスキーマの発展
第6章 子どもの思考とあり方をゆり動かす発問観
1 「ゆさぶり発問」の考え方
1 ゆさぶりは「観」の問題
2 「子どもの論理」から考える
3 互いにゆさぶり合う
2 ゆさぶり、オープンエンドで終える
1 既知から未知を引き出す
2 よさや価値を引き出す
3 「間」を活かす
第7章 子どもの側からの問い
1 子どもの見取りをどうするか
1 記録から
2 「この子」の発言を活かす
3 単元構想の捉え直し
4 つながる学び
2 「この子」の見取りをどう活かすか
1 「この子」をとらえて活かす
2 教材研究からつくる問い
3 子ども研究からつくる問い
4 「この子」の見取りから考える
5子どもからの「問い」を見極める
3 子どもの発言の段階から考える 4p
1 よい授業の条件
2 子どもの発言の五段階
3 子どもの側から組み立てる
第8章 学習者主体の授業を考える
1 子どもを支え、受ける教師の態度
1 「支援」を考える
2 支援的発問
3 学習者主体の授業を使う教師の言葉
4 子どもの言葉の受け止め方・拡げ方
2 子どもの内なる「問題」を育てる
1 「問題」をもつのはだれか
2 選びとった問い
3 子どもは問う存在
4 内から発動する問い
あとがき