社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

2045 授業に新たな「発見」があるか

 なぜ授業研究が必要なのか。
 授業研究の目的は、授業の中で新たな子どもの思考や活動を発見することです。
一言で言え ば、「子ども理解」です。
 子どもを新たな視点で捉え直す行為こそが、授業研究の本質であると考えられます。
「進みつつある教師のみ人を教うる権利あり」
ドイツの教育学者ジステルエッヒの言葉です。
「現状維持は退化」という言葉があります。
厳しい言葉ではありますが、我々教師が進んで伸びようとする姿に子どもは感化されます。
教師は子ども たちの感化者であるべきです。
そのために、歩みを続けなければいけません。
『学校における授業研究』(1980)には、
「ー学校全体による授業研究は、教師一人で行う場合に陥りやすい研究視野の狭さや反省・検討などが主観に偏るなどの問題点を排除して、多くの教師による協力や多様な意見の交換が得られるなど、一人で行う研究の総和以上の効果が期 待できる。」
と記されています。
研究を深め豊かなものにするには、共に歩み関わり合いながら研究を続けられる仲間が必要だと考えています。