社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

213 社会科の発問

訳あって、社会科に特化した発問について考えています。 

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発問については先行実践、研究が山程あります。

 少しでもわかりやすく整理できるように文献をあたっています。

 

発問について実に様々な角度から実践、研究されていることがおもしろいです
例えばこの書籍。

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1969年の書です。
9名の方がそれぞれの項目をそれぞれの視点で書かれています。
教材の性格による発問構成、指導段階による発問構成、学習者の反応予想による構成等…。
様々な要因と発問との関係について記されています。
 
「まずい発問」なんかも書かれていました。
思考強制型、種子だけ型、超多角型、慢性思考型、クイズ型、百人一首型、突発性思考型、転写強要型、水上歩行型、予習ちょうだい型、読経誘眠型、勅語暗記型…。
よくこんなネーミングを思いつくなと笑ってしましましたが(^_^;)
 
当時の時代性も帯びています。
当然、学習者も今とは違うのですから、発問について一概に語ることはできません。
でも、その時代からずっと研究され、大切にされてきた普遍的なものを見つけ、今目の前の子どもたちに生かしていきたいものです。