社会のタネ

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219 『築地久子の授業と学級づくり』落合幸子・築地久子

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20年以上前の実践だとは思えません。

まさにアクティブラーニングであり、「深い学び」がそこにあります。

 

この時から築地氏は、教科を横断する汎用的能力の獲得に重きを置いています。
そして氏の言う第四期(2月〜3月)「一を聞いて十を知る段階」では、その汎用的能力を子どもたち自ら自由に使えるようにしています。
氏は人間の内面に目を向け、そこを教育の本質としています。
氏の主張する幅の広いものの見方・考え方は、今まさに大切にされるべきことです。
その先見性というか、その教育や人間の本質を見抜いた実践が当時から行われていたことに驚きが隠せません。


到底真似ができない特殊性があります。

しかし、氏の実践の考え方や方法の中から活かすことができる一般性もあります。


氏の他の書籍や講座での学びを再度捉え直し。

もう少し自分の中で整理しながら、ほんの少しでも自分の実践に落とせるようにしていきたいといつも考えています。