社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

310 「読書」を考える

f:id:yohhoi:20190814010031j:plain

 

「読書とは他人にものを考えてもらうことである。」
「1日を多読に費やす勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」

 

など、読書に対する提言がなされています。


 知識を得るための読書はもちろん必要。
しかしさらに言えば、思考を促すための読書が必要だと考えられます。
読書することで刺激を受けて思考する。
読書から得た知識を使って思考する。
つなげて考える。

 


 多読は悪いことだとは思いません。
要は、読んだ後にどうするか。
「読んでおわり」にするのではなく、簡単にでもアウトプットとセットにする。
読書の記録を残していく。
記録を読み返してそこから、また思考する。
読了したという事実に対して悦を感じ、「学んだつもり」になってはだめだということです。


また、

「努めて古人を読むべし。真に古人の名に値する古人を読むべし。今人の古人を語る言葉、さらに意味なし。」 

も深く考えさせられる言葉です。

 

 ただ、読書の仕方や質は、その人の性格、読み方、そしてその人の今現在の状況によっても大きく変わると考えられます。


 整理します。


① 読みっぱなしにせず読んだ後に思考する時間をとる。
② 古典の名著を読む。
③ 名著は何度も読み、意味理解を深める。


この3つを意識したいものです。