子どもの概念形成や物事に対する認識についてずっと興味をもっています。
教科では、社会科の概念形成や社会認識を中心に考えています。
しかし、他教科での概念形成や認識方法についても考える必要があると思っています。
『歩きはじめの算数』遠山 啓編
本書は、1972年に国土社から刊行されたものです。
系統的な教科教育が重要であり、教科教育は「思考する力をつけて、知的発達を促すために必要だ」と述べられています。
また、発達の初期の段階から基礎的な概念や認識、思考方法について考える必要性があり、意図的に指導されることにより、ものの見方や考え方は確実で急速な発達をすると考えられます。
概念形成や認識は子どもの発達に伴ってその様相も変化します。
またその捉え方は人によっても様々です。
本書を読む価値は大きいと感じています。