社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

352 「モノ」のチカラ

  

  • 1『モノ』とは、人間が社会生活の中でつくり出してきた物である。
  • 2『モノ』とは、人間が社会生活の中で発見・利用してきた物である。
  • 教材—実物、絵・図・写真、統計資料、物語・民話、見学、事実(発問)、子どものアイデア、童話・民謡など。
  • この中の『実物』『絵』などに当たる物が、『モノ』である。
  •                『授業活性化のすぐ仕える「モノ」図鑑』村上浩一

 

 「モノ」の力は大きいです。

「モノ」を提示するだけで、興味をひき、「問い」を引き出し、印象づけることができます。

「問い」を引き出すというより、「モノ」自体にたくさんの「問い」が含まれているのでしょう。

 「モノ」の裏側にかくされている「ヒト」や「コト」のつながりをみえるようにしていきたいです。

「見えるものから見えないものを見えるようにしていく」。

正に社会科授業の醍醐味とも言えるのではないでしょうか。

 

例えば5年生の担任になれば毎年購入しているこれ。

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そう、サトウキビ。

 

これを教室に持ち込むだけで興味を引きます。

「めっちゃ長い!」

「沖縄で見た!」

「なぜこんなに曲がってるの?」

 多くの声が聞こえてきます。

子どもたちの追究がはじまります。

 

 

 

 色々な「モノ」がありますが、「モノ」をどこでどのように入手したのかを記録しておくことは大切です。

次回のためにもなりますし、共有財産にもなります。

 

ちなみにこちらのサトウキビは、いつも同じ所にお世話になっています。