まとめ方のスモールステップ化には、
①視写する
②空欄を埋める
③続きを書く
④重要語句を入れて書く
⑤フリーで書く
などがあります。
「今日の学習をまとめましょう。」
といきなり言われても、何をどのようにまとめたらいいのかわからない子もいます。
まとめ方をスモールステップ化することで、すべての子どもが目標に達成しやすくなります。
4年生「安全をまもるくらし」を具体例を挙げて説明します。
① 「人々の安全を守るために様々なものの工夫がされている。例えば…」を写しなさい。
② 「人々の( )を守るために様々なものの工夫がされている。例えば…」の空欄を埋めなさい。
③ 「人々の安全を守るために〜」の続きを書きなさい。
④ 「安全」「工夫」と言う言葉を使ってまとめなさい。
⑤ 今日の学習をまとめなさい。
子どもの実態や授業の内容に応じて臨機応変にすればよいでしょう。
しかし、まとめることに難しさを感じている子どもたちにとっては、丁寧にスモールステップを踏んでいくことが安心感につながるのです。
段階を踏んで小さな「わかる」を繰り返し,大きな「わかる」につなげることで,子どもたちが考える際の負荷が少なくなります。
小さな「わかる」を繰り返すことは,全員が楽しみながら集中して授業に参加・理解できる手だてでもあります。
数多くの「わかる」を経験させることで,子どもたちの大きな自信につなげていきたいものです。
詳しくは、『社会科授業のユニバーサルデザイン』村田 辰明 著 2013
『テキストブック 授業のユニバーサルデザイン社会』
編著:村田辰明
著者:宗實直樹・佐藤正寿