様々な問題に出合った時に、自分のもつ知識や見方・考え方を働かせて問題解決を図れる子どもたちの育成を目指したいものです。
そのためには、子どもたちがもつ知識や見方・考え方を適用できるようにしなければなりません。
適用とは、習得したことを、状況が変わってもできるようにしたり、応用がきくようにしたりすることです。
しかし、知識や見方・考え方の適用は簡単にできるものではありません。
その理由として、
①何を適用させるべきかが明確でない
②適用できているかどうかを子どもが自覚していない
③適用させる機会がない
などが挙げられます。
①は適用させるべき見方・考え方や概念的知識を明示的に強調する必要があります。
②は適用できている子どもたちの姿を価値付ける必要があります。
③は適用させる機会を意図的につくる必要があります。
つまり、重複の意識をもち、教師が意図的に重ねさせるスパイラル化することが大切なのです。