社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

505 共有化で必要な「覚悟」

 共有化を行うとき、すべての子どもが簡単に理解できるとは限りません。

理解のゆっくりな子もいます。

教師は、その子を見続けることが重要です。

1回目の共有化ではその子は全く反応できません。

2回目の共有化でその子に少し反応があります。

3回目の共有化でその子の手が挙がります。

その子を指名し、答えさせます。

理解するまで粘り強く考えることができたその子と、共有化できたクラス全員を大いに賞賛します。

学級で学ぶことの意味を実感させます。

共有化では、

「全員理解させたい」という教師の「覚悟」

が必要です。

そのために、「ある一人の子」を必ず理解させたいという思いと、その子の動きを徹底的に見続けるというまなざしが必要です。