共有化を行うとき、すべての子どもが簡単に理解できるとは限りません。
理解のゆっくりな子もいます。
教師は、その子を見続けることが重要です。
1回目の共有化ではその子は全く反応できません。
2回目の共有化でその子に少し反応があります。
3回目の共有化でその子の手が挙がります。
その子を指名し、答えさせます。
理解するまで粘り強く考えることができたその子と、共有化できたクラス全員を大いに賞賛します。
学級で学ぶことの意味を実感させます。
共有化では、
「全員理解させたい」という教師の「覚悟」
が必要です。
そのために、「ある一人の子」を必ず理解させたいという思いと、その子の動きを徹底的に見続けるというまなざしが必要です。