社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1082 縁

「教育という行為を、原因―結果の論理でとらえるとともに、縁を加えることによって、心理学や社会学などが提供する子ども研究の成果を、教育にほんとうに活かすことができる。縁を加えて教育をとらえると、この縁を活かそうとする主体的な構えが生まれる。この子の親となり先生となったことの不思議さに打たれることが、子どもへの温かいまなざしになる。温かいまなざしに受けとめられることによって、子どもは、自分の心の中を示し、やる気を出し、自分の力でおとなになろうとする意欲をもつ。」
〈蜂屋慶 編(1985)『教育と超越』〉
無数の「縁」があって、その「縁」が原因と結果をつないでいる。
「縁」があるからこそ多くのものがつながり、そこに「あったかいもの」を生み出していると思う。
 これ、大切にしたい。