社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1340 和して同ぜず

 自分自身が何かを行う時に、「それは消費なのか?」「投資のなのか?」を考えることの必要性を感じた。そうすることで物事も違って見えてくるのだろう。
 また、本書中に「トランザクティブ・メモリー」に関する一節があった。読みながら自分自身が所属する研究会について考えた。
—「「トランザクティブ・メモリー」とは、組織学習に関する概念で、日本語では「交換記憶」あるいは「対人交流的記憶」「越境する記憶」などと訳される。重要なのは、組織全体が「同じ知識を記憶すること」ではなく、「組織内で『誰が何を知っているか』を把握すること」である、という考え方。トランザクティブ・メモリーの高いチームでは、「フェイス・トゥ・フェイスの直接対話によるコミュニケーション」がメンバー間で頻繁に行われている」−。
 それぞれがそれぞれの知識や技能、見方や考え方をもち、対話する。そうすることで組織のもつ知識の総量が大きくなるということ。だから研究会はおもしろい。
「和して同ぜず」。
そうありたい。