数年前、社会科が楽しくなってきたことのひとつに、資料集めの楽しさを感じれるようになったことがあります。
6年生担任時、歴史資料をたくさん集めました。
それらを使って授業していくと子どもの目の輝きも変わってきました。
しかし、集めた資料をふんだんに使った授業。
後から板書をふり返ってみても、何を伝えたかったのかがはっきりしません。
子どもの思考が拡散しすぎて焦点化されてない授業が多々ありました。
もちろん自分自身のねらいも何だったのかはっきりせず…。
せっかく集めた資料、いっぱい使いたいものですが、資料を精選して「捨てる勇気」をもつことが必要だとその時思いました。
資料を精選して、たった一つの資料だけでも45分の授業を構成できるように工夫していかなければいけない、と強く思いました。
集めた資料はすべて使いたくなってしまうものです。
しかし、捨てることで、物事の本質がよりクリアに見えるようになることを忘れてはいけません。