古典実践を読み解いていくのがおもしろいです。
『村の五年生』が出版されたのが1954年。
正に戦後教育。
村の封建制を批判し、新しい習慣をつくりあげていく教育が行われた時代です。
今では考えられないような事実がいっぱいです。
でも、知っておかなければいけないこともいっぱいです。
日本の農村の物の見方や習慣を単に「古いもの」として捉えるのでなく、農村の人々の精神構造を理解するために必要な「財産」として捉えたいものです。
東井義雄氏の名著『村を育てる学力』の出版が1957年。
合わせて読むことで見えてくるものが広がりそうです。