社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

982 子どもの行為を表現としてみる

「おとなが意地を張るとき,子どもも意地を張る。子どもが意地を張るときは、たいがい、おとなが先に意地を張っている。子どもの世界に参与するというのは、おとなが自分の考えを捨てて子どもの考えに従うというのではない。おとなは、自分の考えを何らかの仕方で子どもに表現しながら、子どもの世界に耳を傾けるのである。そのときに、おとなが自分の考えや感情に固執しはじめたら、参与する関係は崩壊する。」(津守,1987)

  子どもの行為の行動面のみを見るようではだめで、行為を「表現」として見続けることが子どもに近づく一つのポイントです。
子どもの行為を全感覚をはたらかせてみることで、子どもの世界に出合うことができます。