社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

1097 個別化教育の分類枠

Ⅰ 閉じた目標で、量的な個人差への対応
(例)ドリル学習、プログラム学習

Ⅱ 開いた目標を立てながら量的な個人差に対応していこうというもの
(例)体育で、難易度別コースを設けておいて、児童生徒が自分の現在の運動能力に応じてコースを選び、異なった目標達成をめざして挑戦する場合。

Ⅲ 閉じた目標で、質的な個人差をふまえた授業の設計・実施の例が入る。
単元全体をみると一斉学習の形態をとっているが、その途中に置いて、学習方法、学び合う人、場所などが選択できる。

Ⅳ 開いた目標と質的個人差への対応とが組み合わさったもの
(例)子どもが自己の興味関心によって研究テーマを決める。

ⅠとⅣは対照的ではあるが、孤立になりやすいと言う点では共通している。家庭でも塾でもできること。
Ⅲは、課題別小集団等のグループ学習や全体で共有したり、共通化や社会化を促進させる。