社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

20 「つまり」と「例えば」

子どもたちの発言に対して、

「つまり〜?」

「例えば〜?」

という問い返しを教師はよく使うと思います。

子どもに具体化させたり抽象化させたりすることをねらいます。

 

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でも実は、子どもたちはこれらの言葉を意外とよく使っています。

その瞬間を我々がしっかり価値付けることが大切だと感じます。

「おお、「例えば」を使ってたくさん事例を出せたな。なぁ、みんな、こうやってたくさん事例を出してくれるとどう?」

「「つまり」でまとめたんだな。本質的な部分がストレートに伝わるよね。」

など。

「1秒で発せられる子どもの言葉に敏感にならねばなぁ…。」

といつも思うのですが、聴けていないことが多いです。反省…。

教師が問い返したりすることなく、子どもたちが自由に使えるようになってほしいものです。

「癖」のようになればいいですね。

子どもたち自身で具体化、抽象化することを通して、社会認識を深めることができそうです。

 

子どもたちの何気ない言葉に注目したいものです。