子どもたちが「社会科は暗記教科だ!」と思っている原因の一つに評価テストが影響していると思っています。
市販テストの多くは、ほぼ知識のみを問うものとなっています。
(もちろんこれはこれで大切なことです)
覚えることを問うテストばかりする。
それは、暗示的に「(知識を)ただ覚えることが大切なんだよ」と伝えているようなものです。
そればかりしていたら子どもの思考がそうなるのも仕方ないですよね(^_^;)
じゃあ、どうすればいいのか。
覚えること(知識)を問うばかりではない評価テストを行えばいい。
簡単な小テストでもよいので、因果関係や意味や特色を問うテストをするのはどうでしょうか。
「なぜAは〜なのか、説明しましょう」
「Bのよさは何でしょう」
「CとDの共通点を説明しましょう」
などです。
子どもたちは、
「テストに出ているのだから重要なんだな」
と感じるようになります。
普段、当たり前にやっていることが意外と見えないメッセージを出しています。
教師が自ら暗示的に出しているメッセージに気づくことは、大切なことかもしれません。
「隠れたカリキュラム」を意識することですね。
よい意味で暗示的なメッセージを伝えていきたいものです。