2021-01-01から1年間の記事一覧
「語義について、より厳密に。 従来よりも30~40%厳密さを増すようにして、意味をよく考えながら、言葉を選ぶ習慣を心がけること。 細かく言葉を綴っていくうちに、疑問や考えごとが増えるのです」 ゼミの指導教官からの言葉言葉です。 日々、子どもの記録…
東井義雄校長先生です。 東井校長が学校を回られ、教室に来られると、ぱあっと空気が明るくなったそうです。 素敵な話です。
柳田國男の教育思想形成過程と教育論継承過程の分析。 谷川彰英氏の社会科研究の軸足ともなっている研究です。 久しぶりに本棚から引っ張り出してきましたが、読み応えありすぎます!
「文化」を俯瞰できる実践を考えています。 室町時代では、祇園祭に焦点をあてて授業デザインしたいと思っています。 そこに、長岡文雄氏の「寄合」の実践をプラスしていこうと画策中。 政治先習なのでより効果的になるのではと考えています。
『たしかな教育の方法』(1949)の冒頭の文です。 いきなり考えさせられます。 私たちは、人間らしく生き、人間らしく死にたいと思います。 私たちは、子どもたちを、人間として強い人間にそだてたいと、願つています。 いきいきとした人間、自分で考え、自…
絵は最後には描いた人を離れ、ひとり歩きします。 絵のなかの魂は永遠に生き続けるのです。 私の名前は誰も知らなくていいし、絵が描き上がった時に自分の名を残す必要もないのです。 絵そのものが残ればよいのです。 自分が生涯かけて描く絵は、人からどう…
目的意識をもって、持続可能な形で、実践レベルで考えたいものです。
向山洋一氏が『斎藤喜博を追って』の中で絶賛している書、鈴木道太氏の『生活する教室』。 こちらは増補版。 すごい記録です。
美術の歴史の裏側には、人間の壮大なドラマがある。
「企画展がなくても楽しめる美術館」であることこそが本質的。 そんな美術館へ行きたいものです。 しかし、日本には1000を超える美術館が存在します。 そのなかから著者が主観的ではあるが厳選してくれているのが本書。 行きたい美術館がゴロゴロ。 例え…
「多くの偉大な発見は、20代になされていますし、少なくともその基礎ができ上がっていなければいけないといわれています。そのための心がけとしまして、何かをする時には、パッと浮かんでくることを書きとめて、終始くふうするといいのです。くふうすれば…
僕たちを懐かしい「どこか」へ連れて行ってくれる。 谷内六郎の世界に浸ります。
荒木飛呂彦、ほんと天才〜って、いつも思います。
よく訊かれることですが、目的と状況によってかわってくるので、一概には言えません。 ただ、子どもの実態から言うと、最初はやっぱりものめずらしさから端末優位でした。 これは使用目的とは別の力がはたらいている状態です。 使い始めて1年を過ぎた最近、…
改めて読んでも、やっぱりおもしろい本です。
伊藤氏による校内研修の問題点。 ーーーーーーーーーーーーーーーー ①校内研修が薄っぺらである。 ②閉鎖的である。 ③研修の見通しが甘い。 ④指導過程のパターン化に傾斜している。 ⑤人間性を豊かにするという発想が少ない。 ⑥研修に日常性がない。 ーーーー…
よい言葉です。 でも、簡単ではないことがわかります。 信州社会科教育研究会。 民間団体の力強さがあらわれています。
子どもの学習状態を読むことに対して、齋藤喜博(1970)は、 「教育とか授業においては、『見える』ということは、ある意味では『すべてだ』といってもよいくらいである。それは、『みえる』ということは、教師としての経験と理論の蓄積された結果の力だから…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「もっとしっかり洗いなさい」 「もっと早く洗いなさい」 あるお母さんの声がさっきから耳にとびこんできていた。 これでは、子どもは動かない。 町内から、キャンプに行った。飯ごう炊さんの…
「『さびつきかけている』知的好奇心に活を入れ、知的好奇心を行使する楽しさを体験させる。」 おもしろい表現です。 「問い」をつくる授業、子どもが質問する授業をしてこなかったことに対する戒めのようです。 子どもの「知的好奇心」を育てられる教室であ…
授業分析の草分け的存在として有名な富山市堀川小学校。 時を同じくして、実践的で創造的な授業研究を通した学校体制をつくりあげたのが山口大学附属光小学校です。 この時代、各校でどのような実践研究が行われていたのか、しっかり探っていきたいです。
「教授方法の研究は、結局、児童の学習態度の確立に帰し、発動的に学習する態度が定まれば、教授の能事はここに終われるものといってよい。ここに到達する方法としては、勿論教授材料も必要である。教授方法も工夫しなければならぬ。しかし、そのいずれより…
こういうものをつくって持っていると、とりあえずおさえるべきことが明確になります。 小単元のふり返りをするときにはこれを加工したものを子どもにも配布してふり返らせるようにしています。
「学校の共同研究」シリーズを読んでいます。 学校として何を大切に、どのように研究されてきたのか、その事実を読み取り、感じたいです。 10年以上の息の長い研究もあります。 そのまま取り入れることはないですが、その息づかいを感じ、自校の実践研究の糧…
芯の通ったぶっとい一冊です。
再読中の書。 本当にいい本だと思う。 書名から、指導技術云々の書のように感じるが、子どもの側からの論理や子どもの事実を大切にした子ども理解の書です。 実践事例が豊富で、浜井場小や黒門小など「子どもがする授業」についての記述もあり、「人間教育双…
読書会をしました。 いっしょに読み、語り合うことができて本当によかったと思える一冊。 目の前の子どもたちを思い浮かべ、固有名を出しながら話し合う有意義な時間でした。 子どもの見方やとらえ方、自身のあり方を変えるヒントになる一冊でした。
長岡文雄(1975)は「子どもを捉える条件」を示しています。 さらに、「子どもたちをとらえる手だて」として、次の12の事項に配慮することが大切だと述べています。 ①教師につきあわせる諸調査をつつしむこと ②形式的、羅列的に流れないこと ③学問の成果に…