発問した後、子どもたちにグー、チョキ、パーで意思表示をさせことがよくあります。
正解の自信がある子にはグーを挙げさせます。
少し自信がある子はチョキ。
まったく自信がない子にはパーを挙げさせます。
理解度の可視化であり、「全員参加」の手だてでもあります。
この時、グーを挙げた子に考えをこっそりと訊きます。
その子が正解していたら、全員に向けてヒントを言わせます。
ヒントを出しながら、ペアで確認したり再現させたりします。
パーを出していた子が、チョキになったり、チョキを出していた子が、グーになったりしていきます。
全員の知恵を出し、学級内で少しずつ広めていくイメージです。
「問い」と「答え」の距離が遠い時に有効です。
このように、子どもたちの理解度を可視化し、ヒントを言わせることで一人の子の見方を全員に共有させることができます。
理解のゆっくりな子は他の子の考えを聴きながら理解を進め、理解の早い子は他の子へ考えを伝えることでより深い理解につながります。
「学級のみんなと学ぶと,より学びが深くなる」ことを実感することができるのです。