社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

205 5年生「水産業のさかんな坊勢島」④とる漁業2+育てる漁業2 サバの蓄養

サバの蓄養です。

坊勢ではサバを漁獲した後、いけすにうつして育てます。

いけすで育てるのは大変で費用もかかるのに、なぜ育てるのかを考えていきます。

坊勢サバもブランド品として出荷しています。

絶品!

 

〈とったサバをどのようにするのか予想し、発表する〉

※T-鯖の画像を提示する。

T「この魚なんという名前ですか?」

C「イワシ?」「鮭?」「鯖?」

T「鯖です」

C「鯖大好き!」「鯖は苦手だなぁ…」

T「坊勢では、鯖もたくさんとれます。こうやってとります」

※T-巻き網漁提示

T「とった鯖をどこに運ぶと思いますか?」

C「港に運ぶんじゃないのかな?」

T「だと思いますよね。それが違うのです」

※上空図提示

C「あの丸いの何だろ?」

※いけす提示

C「いけすだ」

T「実際にいけすの様子を撮ってきたので見てみましょう」

※いけすの動画視聴。

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T「いけすの大きさは20m×20m。プールぐらいの大きさです」

T「ひとつのいけすに何匹ぐらいの鯖がいると思いますか?」

C「100」「500」「1000」

T「約3000匹のサバがいます。いけすは30以上あります」

C「9万匹!?すごい」

T「いけすの中を見てみましょう」

※いけすの中の動画視聴

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〈サバを蓄養する理由について話し合う〉

T「とった魚をいけすに運んで何をしているのですか?」

C「育てている」

T「育てるには何がいりますか?」

C「えさがいる」

T「そう。えさです。えさをあげている様子、みてください」

※エサをあげる動画視聴。

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T「エサの量、少なくて済むと思いますか?」

C「めっちゃ必要」

T「大量に必要です。1kg大きくしようとすると、その倍のエサが必要だと言われます」

T「餌の食べ残しがあると海はどうなりますか?」

C「汚れる」

T「水質管理とか色々と気を配っているのですね」

T「そもそも大きないけすを30以上も用意するのは楽ですか?」

C「すごい大変」

T「大変なのにもかかわらず、なぜ坊勢の人はいけすで鯖を育てるのだろう?」

T「3つの資料を出すのでそこから考えてください」

※鯖のとる時期と出荷時期と出荷量グラフ提示

C「いけすで育てる方は好きな時に出荷できる」

C「いけすで育てる方はサバが最も美味しくなった時に出荷できる」

T「なぜその時期に出荷できるといいのですか?」

C「高く売れる」「たくさん売れる」「収入が多くなる」

C「安定した収入をえることができる」

C「人の手で管理できるので安定した漁ができます」

T「これって本当に「とる漁業」だと言えますか?」

C「とる漁業でもあるし、育てる漁業でもある」

C「サワラと同じでとる漁業。のりと同じで育てる漁業」

T「とって育てる方法を「蓄養」といいます」

T「蓄養について、みなさんはどう思いますか?」

C「頭いい。賢い」

T「蓄養された鯖、このように出荷されます」

※出荷される鯖提示

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C「ぼうぜ鯖!これもブランド化だ」

C「ブランド鰆と同じようにブランド鯖として出荷することでよく売れるんだね」

 

〈ふり返りをノートに書く〉

「坊勢の人が鯖を蓄養する理由は、出荷調整することで安定した収入を得るためだ。私は、とる漁業と育てる漁業をミックスさせる蓄養のアイデアがすごく賢いと思った。この方法も坊勢らしい感じがするぜひぼうぜ鯖を食べてみたい」

 

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