社会のタネ

社会科を中心に、アートや旅の話などもあれこれと。

2023-01-01から1年間の記事一覧

1414 6年間の実践記録

この本、すごいです。何がすごいかって。1年生から6年生まで、6年間持ち上がった子どもたちとの実践記録です。ストーリーとその事実が壮大すぎます。

1413 第78回 社会科の本を読みこむ会

次回は本書の中の堀川実践に焦点をあてて読み込みます() 以下、石元さんより。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 次回が78回目です。参加される方はご連絡ください。(7321sktm@gmail.com 石元周作) zoomと資料を送ります。【第78回『社会科の…

1412 第72回全国社会科教育学会 2023.11.19  

昨日は「第72回全国社会科教育学会全国研究大会」 本学会での発表ははじめてでした。 題は「社会科における「方法知」の考察 −−「この子」の学び方に着目して−− 」 社会科授業において、学習内容に関する知識(内容知)とそれを習得するための追究方法や技能…

1411 個性的『学習法』の創造

これ、ちょっと表現を変えて子どもと共有したいし、子どもだけでなく、我々大人としても大切にしたいなぁ。 私は、「個性的『学習法』の創造」をめざす。次は、子どもに勧める「修練目標二十則」である。私白身の生きる修練目標でもある。1、自然、自由、す…

1410 【新刊】『これからの社会科教育はどうあるべきか』

澤井 陽介・中田 正弘・加藤 寿朗・宗實 直樹/著https://www.toyokan.co.jp/products/53842023年12月14日発刊(240p)この執筆陣、僕が入ってていいの?(^_^;)て感じですが、唯一の「実践者」という立場で書かせていただきました。第4章、7章、8章の3を…

1409 【新刊】『社会科実践の追究』

佐藤 正寿/監修、宗實 直樹・石元 周作/編著、中村 祐哉・近江 祐一/著 2023年12月6日発刊(244p) https://www.toyokan.co.jp/products/5287 「追究」シリーズの第2弾。 古書から得た学びを前作と同じメンバーでまとめました。 本書は決して古書を紹介…

1408 見方・考え方や概念の明示的な整理

6年生のすべての学習がおわった時にこの表(もっと整理したもの。教科書の目次だけでもいいかな?)を渡し、見方・考え方や概念のつながりやそれらがどのように発展的に展開していったのかをつかませる活動を行いたい。 見方・考え方や概念のつながりをクリ…

1407 先人の取り組みから熟慮する

大正期における新教育の共通点は、児童中心の教育であり、子どもの個性を尊重する教育であり、自学主義の教育でありました。その中でも、木下竹次の奈良女高師附小における新教育は「奈良の学習法」の名において、大正時代後半の教育界を風靡しました。「奈…

1406 堀川小にて

子どもの「事実」を見せていただき、本当によかったです。 ・相手に最大限の敬意と関心を寄せ、問いかける姿 ・徹底的に聴き、訊く子ども等の姿。 ・粒立つ子どもたちの声 ・心地よい沈黙の空間 ・相手に正対する姿 ・「ここ」という時に話す子どもの出方 ・…

1405 入門期の「話し合い」

低学年における学活(話し合い活動)指導は本当に大切だと思う。「話し合い」ができる学校文化をつくれるかどうかは、この入門期にかかっているといっても過言ではない。子ども達と「相談」し、子ども達に「問いかける」ことからはじめたらいい。半時間で話…

1404 「実践」とは

ボロボロの本だけど、中身は濃い。 ■今は理論の時代ではなくて実践の時であり、行動の世紀である。■実践は決して理論の単なる実現者ではなくて、先行する理論の実践者であり、理論の価値の検討者であり、修正者であるとともに、新しき理論の母である。真に実…

1403 「奈良の学習法」の実際

木下竹次の下で「学習法」の実践を進めて学習指導や学級経営の在り方を探究した清水甚吾。当時、「奈良の学習法」を具体的に示す代表的著述として全国に普及した一冊です。

1402 『思考し問答する学習集団 ―訓育的教授の理論(増補版)』

復刊の書が届いたので、合わせてつなげて読んでました() 少し在庫があるようなので、よろしければ(^_^) www.meijitosho.co.jp

1401 「観」をほぐし、豊かにする

「全員の子どもの学習権を保障し、誰一人残らず幸せにする」という上位概念の共有さえできれば、あとは手段は人それぞれ。 「そういうやり方もあっていいよね」って柔軟に考えられるようになって、色々と試行錯誤するのがおもろくなりますね。 今までの「当…

1400 そのものの「質」

個別学習でも、 グループ学習でも、 自由進度でも、 応答型一斉授業でも、 講義一斉型授業でも、 何でもその質が高くて子どもに有意味であれば、それでいいんですよね。 逆に言えば、どんな形式でも質が担保されないものは、やっても子どもにとってあまり意…

1399 筑地久子のカルテ

築地久子氏関係の書籍はいくつか見かけますが、筑地氏の単著はこれだけでしょうか。 それだけに、筑地の生の言葉が綴られています。 圧倒的に「個」を見る力からあらわれる授業のあり方。 それは、詳細で継続的な「記録」からきています。 ICTを活用すること…

1398 綴る

「語義について、より厳密に。 従来よりも30~40%厳密さを増すようにして、意味をよく考えながら、言葉を選ぶ習慣を心がけること。 細かく言葉を綴っていくうちに、疑問や考えごとが増えるのです」 ゼミの指導教官から常に言われていた言葉です。 日々、子…

1397 富山にて「個が生きる学び」を考える

来週です。堀川小や附属の方々をはじめ、少人数でめっちゃ濃い時間になりそうです。(懇親会も含めw)お近くの方は、ぜひ遊びにきてください(^_^)色々と喋くりましょう!https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=DQSIkWdsW0yxEjajBLZtrQAAAAAAA…

1396 有名実践の実像

有田和正の有名なバスの運転手やポストの授業が、よく取り上げられる発問レベルではなく、指導案、単元、そして詳細な授業記録レベルで記されている、必須の一冊です。

1395 第14回早朝社会科クラブ

「環境」って広く深く、そして難しいなぁと思います。 教師が最大の環境であるようにいられること、問いが生まれやすく醸成されやすい環境づくりを意識したいものです。 次回はいよいよラストの第14回目! よろしければご参加ください() 第13回の参考文献

1394 マクロな比較

比較対象を広げることもできます。 ❹のような比較になります。 こちらは❶の比較によって得た概念的知識同士を比較しています。より大きな視点で比較をしているといえるでしょう。 「マクロな比較」と呼んでいます。

1393 比較すること

よくされる比較は①の低い土地と高い土地のように、特徴ある土地同士でしょう。 しかし、実際の授業では、低い土地か高い土地、いずれかの土地を学習して終わってしまうこともよくあります。 どちらか一方を選択して学習することになっていますが、さらに認識…

1392 「見取り本」の参考文献

若松さんにお声がけいただいて書かせていただいたこの本が発刊からおよそ半年たった。 執筆の際、参考にした書籍は以下の通り。 書くことは読むこと。 いい勉強の機会をいただけて感謝です。 第1章 平野朝久(1994)『はじめに子どもありき』学芸図書 長岡…

1391 「違い」を明確に

いわゆる2年生生活科と3年生社会科の「まち探検」の違い。 同じように行われているけど、そのねらいはまったく違う。 「活動あって学びなし」にならないように気をつけたい。

1390 子どもの発言と教師の発問

これらはセットで考えるとよい。

1389 代理発問

子どもたちが「問い」をつくり出し、自問するのは簡単にできることではありません。 豊田久亀(1988)は、 「教師の発問は、彼らがまだ問う力をもっていないために、彼らの発問を代行する『代理発問』である。発問は子どもが自分で問えるようになることをめ…

1388 教師が使う言葉

学習者主体の授業になると、教師が使う言葉が変わってきます。 例えば、図のような感じです。 これらの言葉は、教師が子どもの前にいる状態から横並びのフラットな状態の時に出る言葉だと考えます。 教師も共同追究者になること。 すると子どもが自然体にな…

1387 環境を開放する

子どもたちが環境を活用し、創りだしていくために、教師はどんどん開放していくことも重要です。

1386 復刊受付今日まで!

復刊の注文受付今日までですよ〜。 こちらはまた「読み込む会」でも扱おうと思います() https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-220813-7

1385 個性ふれあう子供群像

堀川小学校で校長をされていた竹田正雄氏による、「子供の事実」によって論が展開される確かな一冊。 これは下の3冊と同時に読みたい。